技術部は製品開発から生産準備、治具・工具の設計製作、設備保全まで、製造に関わる技術的な業務全般を担当する部署です。東郷製作所から提供される製品図面を基に、実際に製品として成り立つかどうかの検証を行い、製造現場で使用する治具や工具・内製化設備の設計から製作管理まで幅広く対応しています。
私の役割としては課長として、これらすべての工程が仕様にマッチするかどうか、要望通りに機能するかどうかの品質管理と進捗管理が主な業務になります。自社で一から図面を書き起こし外部に製作を依頼する案件では、仕様の確認から納期管理、受け入れまで担当しています。一貫した生産体制ではありませんが、外注も効果的に活用しながら、技術部全体の業務効率化と品質向上を図ることが私の重要な役割だと考えています。
もともと地元出身で、地元の高校を卒業しました。大学進学も考えたのですが、「ものづくりが好き」という思いが強く、地元に良い企業があるなら、大学に行くよりも働いた方が楽しいのではないかと考えていました。それが入社を決めた一番の理由ですね。また、地元で知った人が多くいることや、フレンドリーな会社で気軽に働ける雰囲気があったことも志望理由の一つでした。
実際に働いてみると、その時の判断は正しかったと感じています。ものづくりに携わることができて、地元で長く働き続けられる環境があることは、とても恵まれていると思います。
入社当初は製造部門に所属していたのですが、正直「覚えるしかない、やるしかない」という気持ちでした。でも、当時の上司や周りの人に本当に恵まれて、可愛がってもらったと感じています。現在も当時の同僚たちが一緒に働いているので、人間関係はあまり変わっていないです。
教育については、ほとんどがOJTで、先輩社員から直接教えてもらうことが多かったです。特定の「こうしなさい」という厳しい教育方針はなくて、みんなが親身になって指導してくれました。その温かい雰囲気は今も変わらず、新入社員にとって働きやすい環境だと思います。
何と言っても人間関係の良さです。社員全員が親身になって接してくれて、優しい人ばかりです。面倒見の良い人が多くて、「ここまで優しくしていただけていいのかな?」と感じるほどでした。そして部署間の隔たりが全くなくて、皆が協力し合う体制が強く感じられます。
以前は飲み会なども多くて、コミュニケーションが活発な時期もありました。コロナ禍以降は減少傾向にありますが、それでも社員同士の結束は変わりません。先輩社員が優しく、OJTが中心なので新入社員は手厚いサポートを受けられる環境です。
職場の特徴として一番感じるのは、部署間の垣根がないことですね。社員同士が本当によく協力し合っていて、困った時にはすぐに助けてもらえる体制が整っています。上下関係はありますが、面倒見の良さも職場の大きな魅力で、先輩社員が新人に対して本当に優しく接してくれます。
OJTが中心の教育システムなので、実際の業務を通じて学べることが多く、新入社員でも安心してスキルアップできる環境だと思います。チームワークを重視する風土があるので、一人で抱え込むことなく、みんなで課題を解決していく文化が根付いています。
現在の新人研修と呼ばれる方式はありませんが、当時は東郷製作所での研修がありました。私が入社した当時は半年間でしたが、現在は約1週間に短縮されています。この研修では主に社会人としての振る舞い方を学びます。その後、自社内でも新人教育を行っています。社会人基礎教育など、いくつかの必須カリキュラムがあり、必要に応じて受講する形式です。
また、新入社員向けに「初級技能検定」や「品質管理検定」といった技術テストもあります。数年間勤務すると受講資格が与えられる資格試験もあって、継続的にスキルアップできる仕組みが整っています。実践的な内容が多いので、すぐに業務に活かせるのが特徴です。